避妊インプラントは安全?効果・費用・副作用・注意点まで詳しく解説
避妊インプラントは、一度の処置で最長5年間にわたり99%以上の高い避妊効果が期待できる避妊方法です。
海外では広く普及しており、長時間作用型可逆的避妊法(LARC)のひとつとして位置づけられています。
毎日ピルを服用する必要がないという利便性から、日本でも関心を持つ方が増えてきています。
一方で、
- 本当に安全なのか知りたい
- 副作用が心配
- 費用はどれくらいかかる?
- 自分に向いている避妊方法なのかわからない
といった疑問や不安を抱えている方も少なくありません。
この記事では、避妊インプラントの仕組み・効果・メリット・副作用・費用・適応について、医学的な視点から丁寧に解説します。
池袋クリニックで避妊方法をご検討中の方の参考になれば幸いです。
避妊インプラント(皮下インプラント)とは?
避妊インプラント(皮下インプラント)は、上腕の皮下に小さな棒状の医療用インプラントを挿入することで、体内にホルモンを持続的に放出し、妊娠を防ぐ避妊方法です。
一度の処置で長期間効果が持続する点が特徴で、海外では広く利用されています。
ここでは、その仕組みや特徴について詳しく解説します。
避妊インプラントの基本構造
避妊インプラントは、数センチ程度の柔軟な棒状デバイスです。
内部には黄体ホルモン(プロゲスチン)が含まれており、体内で少量ずつ放出される設計になっています。
挿入部位は一般的に、利き腕ではない側の上腕内側の皮下です。
皮膚の下に留置されるため、外見上はほとんど目立ちませんが、触れると位置が確認できる場合があります。
医師の管理下で挿入・除去が行われる医療処置です。
体内でのホルモン放出の仕組み
避妊インプラントは、体内で一定量のホルモンを持続的に放出します。
このホルモン作用によって、主に以下の変化が起こるとされています。
- 排卵が抑制される
- 子宮頸管粘液が変化し、精子が子宮内へ進みにくくなる
これらの働きが組み合わさることで、高い避妊効果が期待されます。
経口避妊薬と異なり、毎日の服薬管理が不要であることが特徴です。
長期間効果が持続する理由
避妊インプラントは、体内でホルモンが安定して放出される設計のため、一度挿入すると最長約5年間効果が持続するとされています。
そのため、
- 毎日ピルを飲むことが負担に感じる方
- 長期間安定した避妊を希望する方
にとって選択肢となる場合があります。
ただし、効果や体への影響には個人差があるため、医師による適切な管理が重要です。
海外での位置づけ(LARC)
避妊インプラントは、
LARC(Long-Acting Reversible Contraception:長時間作用型可逆的避妊法)のひとつに分類されます。
LARCとは、一度の処置で長期間避妊効果が持続し、必要に応じて元に戻せる(可逆性がある)避妊方法の総称です。
LARCの主な特徴
LARCには以下のような特徴があります。
長期間作用する
一度の処置で数年単位の避妊効果が期待できます。
日々の服薬や装着の必要がありません。
可逆性がある
妊娠を希望する場合は、医師による除去処置が可能です。
除去後は排卵が再開し、妊娠可能な状態に戻るとされています。
使用方法による失敗が起こりにくい
毎日の管理が不要なため、飲み忘れなどによる避妊失敗のリスクが低いと考えられています。
LARCに含まれる他の避妊法との比較
LARCには、避妊インプラントのほかに以下があります。
- 子宮内避妊具(IUD)
- ホルモン放出型子宮内システム(ミレーナなど)
避妊インプラントは「上腕皮下」に挿入するのに対し、IUDやミレーナは「子宮内」に装着する点が異なります。
どの方法が適しているかは、
- 年齢
- 出産歴
- 月経の状態
- ライフプラン
などを総合的に判断して決めることが重要です。
日本で検討する際の注意点
海外では広く普及している一方、日本では避妊目的での使用は未承認であり、自費診療として対応している医療機関に限られます。
そのため、
- 費用が医療機関ごとに異なる
- 実施方針が施設によって異なる
といった点を理解しておく必要があります。
インターネット上の情報だけで判断せず、医師の診察を受けたうえで検討することが大切です。
避妊インプラントのご相談をご希望の方へ
医師が適応を確認したうえでご案内いたします。
避妊インプラントの効果とメリット
避妊インプラントは、長期間作用型の避妊方法として、ライフスタイルに合わせた選択が可能とされています。
ここでは、主なメリットについて詳しく解説します。
長期間効果が持続する
避妊インプラントは、一度の処置で最長約5年間避妊効果が持続するとされています。
体内でホルモンが安定して放出される設計のため、短期間で避妊方法を見直す必要が少ない点が特徴です。また、適切に挿入され、管理された場合は99%以上の非常に高い避妊効果が報告されています。
定期的な管理が少なくて済む
経口避妊薬のように毎月処方を受ける必要がなく、一度挿入すれば長期間作用が続くため、医療機関への通院回数が少なく済む場合があります。
中長期的な避妊計画が立てやすい
将来の妊娠希望時期が明確でない場合や、数年間は妊娠を希望していない場合に、中長期的な視点で避妊を考える選択肢となることがあります。
使用方法による効果差が出にくい
服薬忘れや装着忘れといった「使用者側のミス」による効果低下が起こりにくい点も、長期持続型避妊法の特徴とされています。
毎日の服薬管理が不要
避妊インプラントは体内でホルモンが持続的に放出されるため、毎日決まった時間に薬を服用する必要がありません。
飲み忘れによる不安が少ない
経口避妊薬(ピル)は、服用忘れが避妊効果に影響する可能性があります。
一方、避妊インプラントは一度挿入すれば体内で作用が継続するため、日々の管理負担を軽減できる可能性があります。
忙しい生活スタイルに適している場合がある
- 不規則な勤務時間
- シフト制の仕事
- 子育て中で時間に追われている
といった生活環境では、毎日の服薬管理が負担になることがあります。
そのような場合、自己管理の手間が少ない方法として検討されることがあります。
精神的な負担が軽減される可能性
「飲み忘れていないか」という不安を感じにくくなることで、避妊に対する精神的ストレスが軽減されると感じる方もいます。
可逆性がある(元に戻せる)
避妊インプラントは、必要に応じて医師の判断のもとで除去が可能です。
この点は、将来妊娠を希望する可能性がある方にとって重要な特徴です。
除去後は排卵が再開するとされている
インプラントを除去すると、体内へのホルモン供給が停止します。
その後、比較的早期に排卵が再開し、妊娠可能な状態に戻ると報告されています。
ただし、排卵再開までの期間には個人差があります。
将来設計に柔軟に対応できる
- 今は妊娠を希望していない
- 数年後には妊娠を考えたい
といった将来設計に合わせて調整できる点が、可逆的避妊法の特徴です。
永久的な避妊ではない
避妊インプラントは、卵管結紮などの永久避妊とは異なり、
除去によって元の状態に戻せる方法です。
そのため、「現時点では妊娠を望まないが、将来的な可能性は残したい」という方にとって、
選択肢となる場合があります。
ライフスタイルに合わせた選択が可能
避妊方法に「絶対的に正しい選択」はありません。
体質・生活環境・将来設計によって、適した方法は異なります。
避妊インプラントは、
- 長期間安定した避妊を希望する
- 毎日の服薬が難しい
- 将来的には妊娠を希望している
といった条件に当てはまる方に検討されることがあります。
ただし、すべての方に適しているわけではないため、医師の診察のもとで適応を確認することが重要です。
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医師が適応を確認したうえでご案内いたします。
避妊インプラントの副作用・デメリット
避妊インプラントは医療行為であり、長期間の避妊が期待できる一方で、副作用や注意点がまったくないわけではありません。
使用を検討する際には、メリットだけでなく、起こりうる変化やリスクについても理解しておくことが大切です。
副作用の現れ方や程度には個人差があり、すべての方に同じ症状が出るわけではありません。
不正出血・月経変化
避妊インプラントで最も多く報告されている副作用が、不正出血や月経周期の変化です。
体内に持続的に放出される黄体ホルモンの影響により、子宮内膜の状態が変化することが主な原因と考えられています。
起こりうる変化の例
- 出血回数が増える
- 出血がだらだらと続く
- 出血量が少なくなる
- 月経周期が不規則になる
- 月経がほとんど来なくなる
出血パターンは個人差が大きく、予測が難しい点が特徴です。
時間経過による変化
使用開始から数か月は出血が不安定になることがありますが、時間の経過とともに落ち着く場合もあります。
一方で、出血が長期間続くケースもあるため、日常生活に支障が出る場合は医師への相談が必要です。
中止理由として多い副作用
不正出血は、避妊インプラントの中止理由として比較的多いと報告されています。
そのため、事前に十分な説明を受け、理解したうえで選択することが重要です。
ホルモンによる体調変化
避妊インプラントは黄体ホルモンが全身に作用するため、体調に変化が現れる可能性があります。
主に報告されている症状
- 頭痛
- 乳房の張りや痛み
- 吐き気
- 気分の変化(イライラ・落ち込みなど)
- にきびの増減
これらの症状の有無や程度は個人差が大きく、まったく症状が出ない方もいます。
ピルとの違い
経口避妊薬と同様にホルモンを使用する方法ですが、体内で持続的に一定量が放出される点が異なります。
そのため、同じホルモンを使用していても、ピルと感じ方が異なる場合があります。
症状が続く場合の対応
強い症状や日常生活に支障が出る変化が続く場合は、自己判断せず医師に相談することが大切です。
状況によっては除去を検討する場合もあります。
挿入部位の違和感
避妊インプラントは上腕の皮下に挿入されるため、局所的な症状が一時的に出ることがあります。
処置直後に起こりやすい症状
- 腫れ
- 内出血
- 軽い痛み
- 押すと違和感がある
これらは処置に伴う一時的な反応とされ、数日から数週間で軽快することが多いとされています。
稀に注意が必要なケース
- 強い痛みが続く
- 赤みや熱感がある
- 感染が疑われる症状
このような場合は、早めに医療機関を受診することが重要です。
触知できることについて
インプラントは皮下に留置されるため、触れると棒状の感触を確認できることがあります。
日常生活に大きな支障はないとされていますが、違和感を強く感じる場合は相談が必要です。
すべての方に適しているわけではない
避妊インプラントは便利な方法ですが、体質や既往歴によっては適さない場合があります。
特に以下に該当する場合は慎重な判断が必要です。
- 乳がんの既往歴
- 重度の肝機能障害
- 原因不明の不正出血
- 医師が不適切と判断した場合
自己判断で使用を決めるのではなく、医師による診察と説明を受けたうえで判断することが重要です。
副作用を理解したうえで選択することの重要性
どの避妊方法にも、メリットとデメリットの両面があります。
避妊インプラントも例外ではありません。
大切なのは、
- 起こりうる副作用を理解する
- 自身の体質や生活状況を踏まえる
- 医師と相談しながら判断する
というプロセスです。
不安や疑問がある場合は、事前にしっかり相談することが安心につながります。
避妊インプラントとインプラノンとの違い
避妊インプラントという言葉を調べていると、「インプラノン」という名称を目にすることがあります。
そのため、
- インプラノンと避妊インプラントは同じものなのか
- 何が違うのか
- どちらを選べばよいのか
と疑問に感じる方も少なくありません。
実際には、「避妊インプラント」は方法の総称であり、「インプラノン」はその中の製品名のひとつです。
まずはその違いを整理し、あわせて避妊インプラントが妊娠を防ぐ仕組みについて理解していきましょう。
なぜ避妊インプラントで避妊ができるの?(仕組み)
避妊インプラントにはいくつかの製品があります。
代表的なものとして知られているのが「インプラノン」や、その改良型であるエトノゲストレル含有インプラント(例:ネクスプラノン)です。
製品ごとに細かな構造や仕様の違いはありますが、妊娠を防ぐ基本的なメカニズムは共通しています。
ここでは、避妊インプラントがどのような仕組みで妊娠を防ぐと考えられているのか、また「インプラノン」という名称との違いについて解説します。
インプラノンとは?避妊インプラントとの関係
インプラノンは、避妊インプラントの製品名のひとつです。
現在使用されている避妊インプラントには、インプラノンを改良したタイプもあり、名称は異なっていても「皮下に挿入し、ホルモンを持続的に放出する」という基本構造は同じです。
そのため、「避妊インプラント」は方法そのものを指す言葉であり、「インプラノン」は製品名という違いとして理解されることが一般的です。
ホルモン(プロゲスチン)の働き
避妊インプラントからは、黄体ホルモンの一種であるプロゲスチンが少量ずつ継続的に放出されます。
このホルモン作用により、体内ではいくつかの変化が生じると考えられています。
排卵を抑制する作用
プロゲスチンの働きによって排卵が起こりにくくなるとされています。
排卵が抑えられることで卵子の放出が防がれ、受精そのものが成立しにくくなります。
結果として、妊娠の可能性が低下すると考えられています。
子宮頸管粘液の変化による作用
ホルモンの影響により、子宮頸管の粘液の性状が変化します。
これにより、精子が子宮内へ進入しにくくなるとされています。
排卵抑制の作用と組み合わさることで、複数の側面から妊娠を防ぐ仕組みが働きます。
ホルモンが安定して放出されるという特徴
避妊インプラントは、体内で一定量のホルモンが持続的に放出されるよう設計されています。
そのため、経口避妊薬のように「飲み忘れ」による効果低下が起こりにくい点が特徴です。
ただし、ホルモンの影響や体の反応には個人差があります。
そのため、避妊方法として適しているかどうかは、医師の診察を受けたうえで判断することが重要です。
避妊インプラントの適応について
避妊インプラントは便利な避妊方法のひとつですが、すべての方に適しているわけではありません。
体質や既往歴、現在の健康状態によっては慎重な判断が必要となる場合があります。
ここでは、特に注意が必要とされるケースについて解説します。
乳がんの既往歴がある場合
避妊インプラントは黄体ホルモン(プロゲスチン)を使用する避妊法です。
乳がんの中にはホルモンの影響を受けるタイプがあるため、現在または過去に乳がんの既往がある場合は慎重な検討が必要とされています。
ホルモン感受性との関係
一部の乳がんは、女性ホルモンの影響を受けて増殖する性質があります。
そのため、ホルモンを体内に持続的に供給する避妊法については、医師による個別判断が不可欠です。
治療歴がある場合の対応
乳がん治療中、または治療後間もない場合は、ホルモンを含まない避妊方法が推奨されるケースもあります。
自己判断せず、必ず主治医または婦人科医と相談することが重要です。
重度の肝疾患がある場合
ホルモンは肝臓で代謝されるため、重度の肝疾患がある場合は注意が必要です。
肝機能との関連
避妊インプラントから放出されるホルモンは、体内で代謝・分解されます。
肝機能が低下している場合、ホルモンの代謝に影響が出る可能性があると考えられています。
慢性肝疾患・肝腫瘍など
以下に該当する場合は特に慎重な判断が必要です。
- 重度の肝機能障害
- 活動性の肝疾患
- 肝腫瘍の既往
現在治療中の病気がある場合は、必ず申告し、医師の判断を仰いでください。
原因不明の不正出血がある場合
挿入前の時点で原因が特定されていない不正出血がある場合は、まずその原因を明らかにすることが優先されます。
他疾患の可能性を除外する必要がある
不正出血の背景には、
- 子宮内膜の異常
- 子宮筋腫
- 子宮体がん
- 子宮頸がん
などが隠れている可能性があります。
原因がはっきりしないままホルモン療法を開始すると、診断が遅れるリスクがあるため注意が必要です。
検査を行ったうえで判断
必要に応じて超音波検査や細胞診などを行い、医学的に問題がないことを確認したうえで適応を検討します。
医師が不適切と判断した場合
上記に該当しない場合でも、
- 重度の血栓症既往
- 強いホルモン副作用歴
- 全身状態が不安定
などの理由で、医師が適応外と判断する場合があります。
避妊方法は、単に「使えるかどうか」ではなく、安全に継続できるかどうかが重要な判断基準となります。
避妊インプラントの費用について
避妊インプラントは、日本では避妊目的での使用は未承認とされており、保険適用外の自費診療となります。
そのため、費用は医療機関ごとに設定されており、全国一律の価格はありません。
事前に費用の内訳や総額を確認しておくことが重要です。
自費診療となる理由
日本では、避妊インプラントは避妊目的での使用について公的医療保険の適用対象ではありません。
そのため、
- 診察料
- 処置料
- 医療材料費
などは全額自己負担となります。
保険診療と異なり、医療機関ごとに料金体系が異なるため、事前確認が必要です。
費用に含まれる主な項目
避妊インプラントの費用には、一般的に以下の項目が含まれます。
インプラント本体代
体内に挿入する医療用インプラントの費用です。
輸入医療材料であることから、医療機関によって価格差が生じる場合があります。
挿入処置料
上腕皮下への挿入処置にかかる医療技術料です。
滅菌器具の使用や医療環境の整備なども含まれます。
局所麻酔費用
処置時の痛みを軽減するために行う局所麻酔に関する費用です。
麻酔薬や処置に伴う医療行為が含まれます。
除去時の費用について
避妊インプラントは、必要に応じて医師の判断のもと除去が可能です。
ただし、除去時にも処置費用が発生します。
除去のみの場合
インプラントを取り出す処置に対する費用がかかります。
再挿入を行う場合
除去と同時に新しいインプラントを挿入する場合は、除去費用と再挿入費用の両方が発生することがあります。
挿入時の段階で、将来の除去費用についても確認しておくと安心です。
追加費用が発生する可能性
状況によっては、以下の費用が別途かかることがあります。
- 再診料
- 処置後の診察費用
医療機関によって対応が異なるため、「総額はいくらになるのか」「追加費用の可能性はあるか」を事前に確認することが大切です。
費用を確認する際のポイント
避妊インプラントを検討する際は、以下の点を確認すると安心です。
- 表示価格に何が含まれているか
- 除去費用は別途かかるか
- 再診やトラブル時の対応費用
- 支払い方法(分割・カード対応など)
費用だけで判断するのではなく、安全性や説明の丁寧さも含めて検討することが重要です。
池袋クリニックでの料金について
池袋クリニックでは、診察内容や処置状況に応じて個別にご案内しております。
医学的適応を慎重に確認し、十分な説明を行ったうえで治療を進めています。
当院の料金設定
| 処置内容 | 費用 | |||
|---|---|---|---|---|
| 挿入 | 抜去費用(抜去に伴う超音波検査代を含む) | 合計 | ||
| 挿入 | 66,000円 | – | 66,000円 | |
| 入替え(抜去+挿入) | 当院で挿入したインプラントの入替え | 66,000円 | コストフリー | 66,000円 |
| 他院で挿入したインプラントの入替え | 66,000円 | 16,500円 | 82,500円 | |
| 抜去 | 当院で挿入したインプラントの抜去 | – | 16,500円 | 16,500円 |
| 他院で挿入したインプラントの抜去(1本タイプ) | – | 33,000円 | 33,000円 | |
| 他院で挿入したインプラントの抜去(2本タイプ) | – | 38,500円 | 38,500円 | |
※局所麻酔代は込みです。
※別途相談料がかかります。
※自由診療のため全額自己負担です。
具体的な料金や詳細については、池袋クリニックまでお問い合わせください。
避妊インプラントのご相談をご希望の方へ
医師が適応を確認したうえでご案内いたします。
避妊インプラントとミレーナとの違い
ミレーナと避妊インプラントはいずれも長期間作用する避妊方法ですが、挿入部位・ホルモンの作用部位・身体への影響の現れ方などに違いがあります。
どちらが適しているかは一概に決められるものではなく、個々の体質やライフプランによって選択が異なります。
ここでは、それぞれの特徴と違いを詳しく解説します。
挿入部位の違い
ミレーナ
ミレーナは、子宮内に装着するホルモン放出型子宮内システム(IUS)です。
子宮内に直接留置するため、婦人科での内診・挿入処置が必要になります。
避妊インプラント
避妊インプラントは、上腕の皮下に挿入する方法です。
子宮内に器具を入れる必要がない点が大きな違いです。
ホルモンの作用部位の違い
ミレーナは「主に子宮局所」で作用
ミレーナから放出されるホルモンは、主に子宮内で作用するとされています。
子宮内膜を薄く保つことで妊娠を防ぐ仕組みです。
そのため、月経量が減少することが期待される場合があります。
避妊インプラントは「全身」に作用
避妊インプラントは、体内に放出されたホルモンが血流を通じて全身に作用します。
排卵抑制が主な避妊機序となります。
そのため、ホルモンによる全身症状が出る可能性があります。
月経への影響の違い
いずれもホルモンの作用により、月経のパターンが変化することがあります。
- 月経が不規則になることがある
- 不正出血が起こることがある
- 無月経になる場合がある
出血パターンには個人差が大きく、事前に予測することは難しいとされています。
変化が続く場合や日常生活に支障が出る場合は、医師にご相談ください。
適応の判断基準
どちらが適しているかは、以下の要素を総合的に判断します。
年齢
若年層では、将来の妊娠計画を踏まえた可逆性が重要になります。
閉経が近い年代では、月経症状のコントロールを重視するケースもあります。
出産歴
ミレーナは、出産経験がある方の方が挿入しやすい場合があります。
未産婦でも可能ですが、医師による慎重な判断が必要です。
避妊インプラントは子宮内に挿入しないため、出産歴に左右されにくいとされています。
月経状態
- 月経量が多い
- 強い月経痛がある
といった場合は、ミレーナが適するケースもあります。
一方、月経パターンに強いこだわりがない場合や、服薬管理を避けたい場合は避妊インプラントが検討されることがあります。
ライフプラン
- 何年後に妊娠を希望しているか
- 近い将来の妊娠予定はあるか
- 性感染症予防の必要性
なども重要な判断材料です。
どちらの方法も性感染症を防ぐ効果はないため、必要に応じてコンドーム併用が推奨されます。
どちらが優れているというものではない
ミレーナと避妊インプラントは、「どちらが良い・悪い」という関係ではありません。
- 子宮局所作用を重視するか
- 全身作用でも管理の手軽さを重視するか
など、価値観や体質によって適した方法が変わります。
避妊インプラントのご相談をご希望の方へ
医師が適応を確認したうえでご案内いたします。
池袋クリニックでの避妊インプラント診療
池袋クリニックでは、避妊インプラントを「すぐに処置を行う前提」でご案内することはありません。
まずは医学的な適応を丁寧に確認し、患者さま一人ひとりにとって安全かつ納得できる選択かどうかを重視しています。
処置ありきではないカウンセリング
避妊方法の選択は、身体だけでなく、生活や将来設計にも関わる大切な決定です。
そのため当院では、
- 既往歴
- 現在の体調
- 月経の状態
- 将来の妊娠希望
- 過去のホルモン治療歴
などを総合的に確認したうえで、医学的に適しているかを判断します。
無理に処置をすすめることはなく、「まだ迷っている」という段階でもご相談いただけます。
他の避妊法との比較説明を重視
避妊インプラントだけでなく、複数の選択肢を比較したうえで検討できるよう説明しています。
低用量ピル
- 毎日の服用が必要
- 月経コントロールがしやすい
- ホルモン量の調整が可能
ミレーナ(子宮内システム)
- 子宮局所で作用
- 月経量が減少することがある
- 子宮内への装着が必要
コンドーム
- 性感染症予防効果がある
- ホルモンを使用しない
それぞれの特徴やメリット・デメリットを比較し、患者さまご自身が納得できる方法を選択できるようサポートします。
※避妊インプラントは、HIVやクラミジアなどの性感染症を防ぐ効果はありません。
感染予防が必要な場合は、コンドームの併用が推奨されます。
医学的適応を慎重に判断
避妊インプラントは医療行為であるため、医学的適応の確認が不可欠です。
当院では、
- ホルモン使用に問題がないか
- 持病や内服薬との相互作用がないか
- 不正出血の原因が明確か
などを事前に確認します。
適応外と判断される場合は、別の避妊方法をご提案することもあります。
十分な説明と同意(インフォームド・コンセント)
処置の前には、
- 期待される効果
- 起こりうる副作用
- 費用
- 除去方法
について説明を行います。
疑問や不安が解消された状態で選択していただくことを大切にしています。
将来設計に配慮したサポート
避妊は一時的な問題ではなく、ライフプランに直結するテーマです。
- 数年間は妊娠を希望しない
- 将来的には妊娠を考えている
- 月経症状も改善したい
など、背景は人それぞれ異なります。
当院では、その方の人生設計に配慮しながら、無理のない方法を一緒に考えていきます。
挿入前に行う検査について
当院では、避妊インプラントの挿入前に検査を実施しています。
- 子宮頸がん検査
- クラミジア・淋菌の性感染症検査
- 超音波検査
避妊インプラントは黄体ホルモン剤を使用しており、不正出血が起こることが多いとされています。
事前に、不正出血の原因となる他の病気がないかを確認するために検査を行っています。
ご相談から処置までの流れ
- 診察・カウンセリング
- 適応判断
- ご希望があれば処置日の調整
- 挿入処置
- 必要に応じてフォローアップ
ご相談のみでも可能ですので、「まず話を聞いてみたい」という方も安心してご来院ください。
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医師が適応を確認したうえでご案内いたします。
まとめ
避妊インプラントは、長期間安定した避妊効果が期待できる方法のひとつです。
しかし、副作用や体質との相性もあるため、自己判断ではなく医師と相談しながら選択することが重要です。
池袋クリニックでは、避妊に関するご相談を受け付けています。
不安や疑問がある方は、お気軽にご相談ください。
参考:https://www.kff.org/womens-health-policy/contraceptive-implants/
https://www.ijrcog.org/index.php/ijrcog/article/view/13675
https://my.clevelandclinic.org/health/articles/24564-contraceptive-implant
未承認医薬品等:本治療で使用する避妊インプラントは、日本国内において医薬品医療機器等法上の承認を受けていない未承認医薬品です。
入手経路等:本治療に使用する製剤は、海外メーカーで製造されたものを、医師の責任のもと輸入代行業者または国内代理店を通じて個人輸入しています。 個人輸入された医薬品等の使用に関する注意点については、厚生労働省の公表情報(「個人輸入において注意すべき医薬品等について」)をご確認ください。
国内の承認医薬品等の有無:日本国内では、避妊目的のエトノゲストレル等を放出する皮下避妊インプラント製剤は 厚生労働省による医薬品・医療機器としての承認は(2026年2月時点で)存在しません。
諸外国における安全性等に係る情報:本製剤は英国(FSRH/UKMEC)および米国(FDA)などで承認されています。主な副作用として、不正出血、頭痛、乳房緊満感等が報告されています。
医薬品副作用被害救済制度について:避妊目的の皮下インプラント(例:エトノゲストレル系)は、日本では厚生労働省の承認を受けた医薬品としては存在しません。そのため、医薬品副作用被害救済制度および生物由来製品感染等被害救済制度の対象外となります。
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