マイクロ波子宮内膜アブレーションとは

マイクロ波子宮内アブレーション(Microwave Endonetrial Ablation)通称MEAと言われてます。

MEAは子宮筋腫・子宮腺筋症、内膜ポリープ等による過多月経のケースに対して、直径4mmの金属管(サウンディングアプリケーター)でマイクロ波を子宮腔内へ導き、子宮内膜のみを加熱し壊死させることにより、出血量を減少または全くなくなさせることができる治療方法です。マイクロ波を照射する時間は子宮腔の大きさによりますが、十分程度です。

従来、保存的治療が困難になった場合は、子宮摘出術などが行われ、術後の回復にも3ヶ月ほど要してきました。MEAは子宮摘出をしなくても済み、当院では日帰り入院手術で、手術翌日から日常の活動に復帰可能です。

マイクロ波子宮内膜アブレーションをおすすめする方

▶過多月経でお悩みの方へ

過多月経とは、月経時の出血量が極端に多いために、日常生活や健康に様々な影響を及ぼす病気です。貧血の原因になったり、動悸や立ちくらみを引き起こすこともあります。マイクロ波子宮内膜アブレーションによって、子宮内膜を焼灼することにより月経量を改善させることができます。

▶子宮摘出手術を希望しない方へ

造血剤、止血剤またはホルモン治療の効果が不十分場合は、開腹下や腹腔鏡下に子宮摘出術を勧められる事があります。これに対して、MEAは子宮内からマイクロ波を子宮内膜へ照射して壊死させる治療法で、子宮を摘出せずに、出血量を改善できます。MEAは子宮摘出術の代替治療法となります。

▶乳癌術後のホルモン治療中(タモキシフェン内服)の方へ

乳癌の患者様は、再発抑制のために、術後ホルモン療法(タモキシフェン内服)が行われることが一般的です。タモキシフェン内服による副作用のひとつとして、子宮内膜が増殖して厚くなり、子宮体がん(子宮内膜から発生するがん)のリスクがわずかながらも上がるといわれています。そのため、定期的に検診をすることが推奨され、検診の中で子宮内膜細胞診を行います。細胞診はブラシのような器具を子宮の中に入れ、子宮の中をこすって細胞をとる検査のため、痛みを伴うことが多く、定期検診が辛いと感じられる方もいます。そこでマイクロ波子宮内膜アブレーションによって子宮内膜を持続的に無くすことにより、子宮内膜細胞診を受けなくて済むことは患者様にとって大きなメリットと言えます。

料金目安(保険適用)

保険適用の場合、手術料や麻酔料等を含めて3割負担で6万円程度になります。(現金・クレジットカード支払い可能)

マイクロ波子宮内膜アブレーション適応外の方

◎妊娠を希望される方。

◎子宮筋腫・子宮腺筋症による拡大・変形を伴い、子宮卵管角部・子宮底部の子宮内膜にマイクロ波アプリケーターが容易に到達できない場合。

◎子宮内膜悪性病変(異型子宮内膜増殖症・子宮内膜がん等)の方。

◎子宮壁の厚みが10㎜以下の場合。

ご相談の流れ

▶手術前診察

マイクロ波子宮内膜アブレーションが適用になる状態かどうか、一度ご来院頂きご相談ください。診察のご予約は不要です。院長が診察致しますので、外来担当医表にて院長が診察に出ている日にお越しください。診察後、当院にてマイクロ波子宮内膜アブレーションが可能と判断し、患者様自身も手術にご納得頂けた場合に手術日を決定します。

▶手術日当日

ご予約時間に余裕をもってご来院ください。当日の説明や、術後の回復には少し時間を要しますが、手術自体は十分程度で終了します。

▶手術後

■1週間後に術後検診を行います。
■術後の注意点
水っぽいおりものが持続しますが、2~3週間程度で軽快します。この期間はシャワー浴にし、性交渉は控えましょう。術後4週間以上経過してからまれに細菌感染を起こすことがありますので、おりものの異常や下腹痛があれば早めに受診するようにしてください。